茨城県日立市を代表する桜の名所、平和通りの桜並木。
JR日立駅前から国道6号まで続く約1kmの通りに、約120本のソメイヨシノが植栽され、春には見事な桜のトンネルを作り出します✨
「日本さくら名所100選」にも選ばれているこの美しい桜並木について、その歴史から見どころまで詳しくご紹介します!

日立市と桜の深い関わり
煙害対策から生まれた桜のまち
日立市の桜の歴史は、実は日立鉱山の煙害対策に遡ります。
1905年(明治38年)、久原房之助が日立鉱山を創業し本格的に銅の採掘精錬を開始すると、大量の亜硫酸ガスによる農林業の被害は甚大となりました。樹木をはじめ農作物も枯れるなど、近隣の山村に大きな被害をもたらしたのです。
この深刻な煙害問題に対し、日立鉱山は1915年(大正4年)に当時世界一の高さ155.7mの大煙突を建設!
さらに、枯れ果てた山々を蘇らせるため、庶務課長・加屋淳平を中心に煙に強い耐煙木としてオオシマザクラを約320万本植林しました!
こうした企業と市民の協働による煙害克服の努力により、日立市は「桜のまち」へと生まれ変わっていったのです。現在では市全体で約1万4,000本もの桜が植えられています🌸
出典:ニッポン旅マガジン、日立市公式ウェブサイト、一般財団法人 公園財団
平和通りの誕生と桜並木の歴史
煙害克服と都市再生から生まれた平和通り
日立平和通りの誕生は、日立市の都市復興計画に遡ります。
日立市は1945年(昭和20年)に戦災を受け、市街地に大きな被害がありました。翌1946年、国の指定を受けて「戦災都市復興計画」が開始されました。
新しい街づくりの一環として、日立駅と国道6号をむすぶ「県道日立停車場線」(正式名称)の計画が立てられ、1951年(昭和26年)12月、延長1,050m、幅36mという大きな道路が開通しました。
この平和通りの整備は、先に述べた煙害対策による桜の植林活動と連動しており、煙害を克服し「桜のまち」として生まれ変わった日立市を象徴する通りとなったのです🌸
出典:日立市の平和通り | hc_storia、ニッポン旅マガジン
市民が名づけた「平和通り」
通りの名称は、市民から広く募集されました。
応募総数1,263件のうち、「平和通り」が180件と最も多く寄せられ、この名前に決定しました。
他には「講和通り」「中央通り」「あけぼの通り」などの案があったそうです。
まさに、戦災を経験した市民の平和を希求する精神が反映された名前なんですね。
出典:ニッポン旅マガジン
桜並木の誕生
平和通りの桜は、1951年(昭和26年)4月3日、茨城県知事(当時)の友末洋治氏と日立市長(当時)の高鳴秀吉氏が「国土緑化運動」の一環として記念植樹したのが始まりです🌸
同年10月には市民の協力で75本が植栽されました。
その後、1977年(昭和52年)には、日立駅とけやき通りの間に植えられていたアオギリが、地元からの要望により桜に植え替えられました。
これにより、日立駅から国道6号までの約1kmの両側に、合計約120本の桜並木が完成しました!
現在の桜は、1951年と1977年の2回にわたって植えられたもので、植樹から40~70年以上が経過しています。
出典:ニッポン旅マガジン、日立市の平和通り | hc_storia、茨城新聞
「日本さくら名所100選」への選定
その美しさから、平和通りの桜並木はかみね公園とともに「日本さくら名所100選」に選定されています。
日立市を代表する桜の名所として、毎年多くの花見客が訪れています。

2026年の最新見頃予想🌸
2026年2月19日発表の最新予想によると、茨城県を含む関東地方では平年並みかやや早い開花が予想されています。
日立平和通りの最新予想(2026年2月12日発表):
- 開花予想日:3月27日(金)
- 満開予想日:4月5日(日)
- 見頃期間:4月上旬
2026年は、春先の気温が高めに推移する影響で、北日本・東日本では平年よりやや早めの開花となる見込みです✨
第60回日立さくらまつりは、2025年実績(4月1日~13日)から推測すると、2026年も同時期に開催される予定です。
期間中は平和通り、かみね公園、十王パノラマ公園でライトアップが実施され、メインイベント日には歩行者天国となり、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「日立風流物」の公開なども行われます!
出典:ウェザーニュース 第三回桜開花予想2026(2月12日発表)、日本気象株式会社 第5回桜の開花・満開予想(2月19日発表)、ウォーカープラス
おすすめビューポイント
1. 日立駅前からの眺望
最もアクセスしやすい定番スポット
日立駅中央口を出てすぐの場所から、平和通りの桜並木全体を見渡すことができます。
駅前広場から国道6号方面を眺めると、約1kmにわたる桜のトンネルの全景を堪能できます!
- 特徴: 駅からすぐでアクセス抜群
- おすすめ時間: 午前中の順光時、夕方のマジックアワー
2. 通り沿いの歩道
桜のトンネルを体感
平和通りの歩道を散策すると、頭上を覆うように咲く桜を間近で楽しめます。
約120本のソメイヨシノが作り出す桜のアーチの下を歩くと、まさに桜の回廊に迷い込んだような気分になります✨
- 特徴: 桜のトンネルを実際に体験できる
- おすすめ時間: 日中、満開時の桜吹雪の時間帯

3. 国道6号付近
桜並木の終点からの景色
平和通りの終点、国道6号との交差点付近から日立駅方面を眺めると、約1kmに及ぶ桜並木の全景を見渡せます。
常陽銀行日立支店周辺も良いビューポイントです。
- 特徴: 桜並木全体を見渡せる
- おすすめ時間: 午後の光が美しい時間帯

歩道橋から眺めるのもおすすめ!!
4. 夜桜ライトアップ
幻想的な夜の桜
日立さくらまつり期間中は、平和通りの桜がライトアップされます🌙
昼間とは違った幻想的な雰囲気の中、夜桜を楽しむことができます。
光に照らされた桜は、より一層美しく、素敵な雰囲気を演出します!
- 特徴: 幻想的な夜桜を楽しめる
- おすすめ時間: 日没後~21時頃(まつり期間中)
アクセスについて
電車でのアクセス🚃
JR常磐線「日立駅」下車 徒歩約1分
- 東京(上野駅)から:特急ひたちで約1時間30分
- 水戸駅から:特急で約20分、普通列車で約40分
- 平和通りは日立駅中央口を出てすぐ
日立駅は全面ガラス張りの美しい駅舎で、2011年に日立市出身の建築家・妹島和世氏の設計により建てられました。
駅自体も観光スポットとして人気があり、海を一望できる「SEA BiRDS CAFE」もあります☕
車でのアクセス🚙
常磐自動車道「日立中央IC」から約5分(約3km)
- ICを降りて国道6号経由で日立駅方面へ
- 日立駅周辺に複数の有料駐車場あり
日立駅周辺のコインパーキング情報
日立駅周辺には複数のコインパーキングがあります。平和通りの桜散策にも便利な駐車場を以下のマップにまとめました!
主要駐車場:
料金:最初の30分無料、以降30分100円
営業時間:24時間
日立駅すぐ
料金:最初の30分無料、以降30分100円
営業時間:24時間
日立駅海岸口側
料金:入庫後2時間無料、以降60分200円、24時間最大(平日)500円
収容台数:155台
営業時間:24時間(2025年4月より)
日立駅から徒歩約3分
料金:入庫後2時間無料、以降60分200円、24時間最大(平日)500円
※土日祝は最大料金なし
収容台数:445台
営業時間:24時間
ヒタチエ(商業施設)に隣接
料金:30分100円程度
営業時間:24時間
平和通り沿い
料金:24時間最大500円
営業時間:24時間
日立駅海岸口近く
さくらまつり期間中の臨時駐車場:
- 日立市役所(メインイベント開催日のみ)
- 中小路小学校(メインイベント開催日のみ、雨天使用不可)
出典:日立市公式ウェブサイト(シビックセンター地下駐車場)、日立市公式ウェブサイト(日立駅中央口駐車場)、NAVITIME、ウォーカープラス
さいごに
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ふらっと行けるドライブ先などは、
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よかったら、のぞいてみてください😊
📸 Instagram:@ibarakimiryoku
記事作成日: 2026年2月25日
主要参考資料:
日立市観光物産協会公式ホームページ (https://www.kankou-hitachi.jp/)
日立市公式ウェブサイト (https://www.city.hitachi.lg.jp/)
観光いばらき公式ホームページ (https://www.ibarakiguide.jp/)
茨城新聞 (https://ibarakinews.jp/)
ニッポン旅マガジン (https://tabi-mag.jp/)
日立市の平和通り | hc_storia (http://saki-archives.com/)
一般財団法人 公園財団 (https://www.midori-hanabunka.jp/)
ウェザーニュース 第三回桜開花予想2026 (https://weathernews.jp/)
日本気象株式会社 第5回桜の開花・満開予想 (https://n-kishou.com/)
ウォーカープラス (https://hanami.walkerplus.com/)
日立シビックセンター公式サイト (https://www.civic.jp/science/)
NAVITIME駐車場情報 (https://www.navitime.co.jp/)


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